皆さんこんにちは!SAINTWATです!!
2024年4月29日、当ブログで初となるR18向け音声作品「ドSなヒーラーにマゾ開発されちゃう勇者のお話」の発売を開始いたしました!!
事前のX(旧Twitter)での告知および声優様等の宣伝のおかげで、本作品は発売1週間で1000・・・
なーんていう数字は無理でしたが笑 それでも70本以上も販売することができました!(執筆時点)

本作品を購入していただいたみなさま、本当に本当にありがとうございます!!!!!
まぁ発売してからだいぶ私自身も落ち着いたので、ちょっと音声作品の制作裏側を私なりにご紹介したいなぁと思い、本記事を作成いたしました!
- 制作するにあたって使用したソフト・機材など
- どのように絵師さん・声優さんに依頼したか
- どのようにシナリオを作ったのか。
などなど、できるだけ詳しく書かせていただきます!!
↓そのほかおすすめ記事はこちら!
音声作品を作ろうと思ったきっかけ
本題に入る前に、そもそもどうして音声作品を作ろうと思ったの?というところをご説明しましょう。
当サイトの管理人・SAINTWATは、2024年からシナリオライターとしての活動を始めており、pixivにてフリー台本の公開を行っております。
ありがたいことに、フリー台本の公開から1ヵ月ほど経過しておりますが、すでに何名かの声優様から使用報告を頂いており、中にはDLsiteにて販売されている作品もございます!



上記の作品はいずれも「早緒きむり」様に制作頂きました!ありがとうございます!
これらの周りの反応を見たところで、自分の中でこういう考えが芽生えるようになりました。
自分のシナリオ、周りから受け入れられてるっぽいぞ。
という根拠のない自信(?)が出始め、ある程度シナリオライターとしての第一歩は踏み出せたのかなと考えるようになりました。
と同時に、やはりこれから先シナリオライターとして活動していくには、何かしらカタチとなる実績が欲しい!という感情も芽生えるようになりました。
どうしようかと悩みに悩みぬき、いろいろな情報を調べた結果・・・・・・、
とりあえず音声作品作ってみっか。
というめちゃめちゃ軽い感じで作り始めたのがきっかけでございます笑笑
音声作品の制作流れ SAINTWATの場合
え~めちゃくちゃ軽く始めた音声作品でございますが、こっから制作の流れについて詳しくご紹介していきます!!
ここで注意点ですが、これから紹介する制作の流れはあくまでSAINTWATの場合でございます!
細かい部分で、「ああしたほうがいい!」「これはしないほうがいい!」とかいろんな意見があるかと思います!
その辺の調整は、ご自身で好きなほうを選んだほうがよろしいかと思います。
制作の流れ①:作品のテーマ・シナリオを作成する!
どんな作品もそうなんですが、作品の根幹となるテーマおよびシナリオがないと話になりません。
私の場合、テーマは「女性優位のASMRっぽいやつ」というざっくばらんに決めていました笑
このテーマにした理由は単純で、
- 音声作品の中で女性優位のやつが一番売れてたから
- 自分の作ってる台本がすべて女性優位のものだから
というシンプルなものです笑 逆に複雑にしても後々整理がめんどくさいですからね。
テーマが決まれば後は簡単で、このテーマに沿ってシナリオを制作するだけです。
シナリオの内容・質はともかく、どれくらいの長さにするかは事前に想定しておくと良いでしょう。
私の場合、全文:12,074文字・セリフのみ:9,000字ぐらい のボリュームで合計約40分の作品となりました。
もちろん作品内容やセリフ1文の長さ、声優さんの話すペースによって左右されますが、だいたいこれくらいが目安になるんじゃないかなーと思います。
所用日数としては、
テーマ:すでに決まってた シナリオ:2~3日ぐらいです。
制作の流れ②:作品企画書を作ろう!
シナリオもできたし、早速声優さんに依頼だーー!と言いたいところですが、ちょっとお待ちください。
人にお願いするのは良いですが、作品の企画書は作成しましたか?
そんなん無くても台本の中に全部書けばよくね?
とお思いの方もいるかもしれませんが、基本的に作品詳細(企画書)と台本(セリフ)は別々に書いたほうが良いです。
なぜなら企画書に作品詳細(テーマ・ヒロインの設定など)を記載し、台本は台本でセリフのみを渡したほうが、受け取る側が見やすいのと作品の世界観をより正確に伝えることができるからです。
人にモノを頼むときは、このように「相手の立場」に立ってお願いする必要があります。
台本1つの中にごちゃごちゃ色んな情報を書かれても、受け取った側は困ってしまいますよね。
まぁ企画書と台本を作る順序はどっちでも良いです。
今回は特別に、本作の作品企画書を載せておきますのでぜひ参考にしてみてください!
制作の流れ③:作品イラストを絵師さんにお願いする!
作品の企画書と台本が完成したら、いよいよ絵師さんにパッケージデザインをお願いします!!
人に何か作ってくれって頼むのって、初めてだとめっちゃ緊張しますよね・・・。
先に結論から申し上げますと、私はSKIMAというサイトのリクエスト機能を利用してお願いしました。
簡単に言うと、「こういう絵を作ってください!」という依頼に対し、複数人が提案を行い、発注者が最終的にお願いする人を決める、というオークション?みたいな感じです。

実際にSKIMAにてリクエストをしたページを載せておきます!!
どのように依頼していたかはURLから実際の文章を見ていただければ幸いですが、できる限り細かく「こういう感じで!」というのをしっかり伝えましょう。
ありがたいことにリクエストを出してから1日と経たずに多くの方から提案を頂きました。結構迷ったんですが、個人的に「この人ならしっかり作ってくれそう!」な方が見つかりましたので、今回はその方に依頼した・・という感じです。
作ってくれる人を見つけたらあとは簡単で、下記の感じで打ち合わせ→制作を進めていきます。
- 何をどれくらい作ってほしいのか(パッケージデザイン・バナー用アイコン、2枚・・etc)
- どのような構図で作るのか(似たような構図があればそれを資料として見せる)
- イラストの雰囲気(明るめ暗め、資料があれば送る)
- 下書きorラフを見てそれで進めていいか(修正があればこの時にしっかり言う)
とにかく資料があるならそれをしっかり送りましょう!文章だけではイメージしづらいので、作る人もイメージが湧きやすいものを欲する傾向にあります。
自分はとりあえず図形で「こんな感じ」みたいな構図を送りました!(上画像)
キャラに関しては似たようなキャラの絵を送り、それにヒロイン設定を落とし込んでいただくみたいな感じでしたね。
制作の流れ④:ヒロインのボイスを声優さんにお願いする!
めっちゃ良いイラストが出来た!!というところで、いよいよ声優さんに依頼をする時です。
正直声優さんをしっかり選ばないと、マジで全然作風が変わってくるので自分はめちゃくちゃ慎重に選びました・・・。
とにかくTwitterや「音声作品 声優」と検索しては、その人のサンプルボイスを聞きまくりました!笑
たぶん50人くらい聞いたところで、ようやく「この人だ!!!!」という人を見つけました!
結論から言うと、正式な依頼の出し方は声優さんが指定しているやり方に従いましょう。
「メールで直接」「DMで受け付けます!」「専用フォームから」など、人によって本当に色んな依頼の仕方がありますので、よーく読んでから依頼を出しましょう。
私のお願いした声優さんは「iikoeというサイト経由で」とありましたので、そちらから依頼をさせていただきました。
とりあえず作品情報(企画書)・文字数・納期等を連絡し、添付ファイルに完成した台本を送付いたしました。
まず台本を見ていただいて、この作品は出来るかどうかを判断いただきたかったからです。
まぁ特に断られることもなく、そのまま引き受けてくださり、無事納品していただけました!
- 実際に録音していただき、一度そのデータをすべて聞いてみる
- 直してほしい箇所があればその都度連絡し修正頂く
声優さんに関してはこんな感じですかね。
ある程度ノイズ除去等をやってくれる声優さんだったので非常に助かりました!!!
あと料金も安かったので・・・・笑
制作の流れ⑤:パッケージデザインを作成する!

いま手元に、パッケージデザインと声優さんの声が届きました。
ここまで来たら、あとは自分自身で作品を完成にまで持っていく作業です!!
まずはパッケージデザインを作っていきましょう!簡単に言えば「タイトルロゴ」を作っていきます。
この辺はDLsiteにて既に販売されている作品を参考に、Photoshopを使って自分で作りました。
最近はYoutubeでデザインのやり方を解説している動画も多いので、それを見ればまぁある程度それっぽく作れます笑
パッケージデザイン以外にも、キャラ紹介・コンセプト・特典情報なども作りたい場合はこのタイミングで作っちゃいましょう!
予算に余裕があるならば、パッケージデザインも外注したほうがよりカッコよく作ることができます!
私がリアル8時間ぐらいかけて作った、パッケージデザインはいかがですか?笑
制作の流れ⑥:音声編集をする!

パッケージデザインも完成したら、いよいよ作品の根幹である音声を編集ソフトで編集していきます!!
自分はAdobeから配信されているAuditionというアプリを使いました!
この音声編集を行う目的は以下の通りです。
- SE(効果音)を入れる
- 不要な部分(空白部分)をカットする
- チャプター分けをする
もちろん音声だけという選択肢もありますが、それだと世界観がイマイチ伝わりづらいので私はSEを入れさせていただきました!
SEに関してはフリーサイトから拝借したものもありますが、エロシーンのSEはDLsiteで安く売っておりますのでそちらを購入しました!



音声作品に使えそうなフリー音源サイト、DLsiteで販売されているSEをまとめましたのでぜひ参考にしてください!
あとは声優さんからもらった音源に不自然な空白が出来たり、このシーンいらないなと思った部分をカットしていく作業ですね。
まぁ自分で作ったシナリオなんでよっぽど不要な部分は無く、ほぼ不要な空白部分をカットするだけでしたね。(だいたい5か所くらい)
すべての音声編集を終えたら全部一通り聞いて、本当にこれで世に出せるか真剣に悩みます。
とりあえず、聞いてて不自然じゃないかどうかをこのタイミングでチェックしましょう!
全部チェックし終わったら、MP3とWAVのデータで書き出しして終了です!
なんで2種類のファイルにしてるかっていうと、みんなやってるからです笑
制作の流れ⑥:販売サイトにて作品を登録する!

ついに、ついについに!音声作品が完成した~~~~~~~~~!!!
と喜んでいるうちに、販売サイトに登録しましょう笑
基本的に音声作品は圧倒的にDLsiteのほうが売れているので、最初はこちらに登録するのが良いです。
正直この辺は登録ページの指示に従って進めていけばよいですが、ひとつ注意事項がございます!
それは、登録してすぐにはページ反映されない!という点です。
登録したら審査というものがあり、それが大体2~3日くらいかかります。
決まっている販売日があるなら、それの2週間~10日前に登録するのが無難でしょう。
自分の場合は販売の1週間前に登録しました笑
早めに登録しすぎても遅めに登録しすぎても中々売れにくいようです。
この辺のタイミングは難しいですね・・・・。
制作の流れ⑦:SNSでしっかり拡散!
自分で作った作品を売るために大事なことは、「作品の存在を知ってもらうこと」
ということで、発売2週間前から結構Twitterで告知を流しました!
本当にありがたいことにTwitterを通じて作品を認知してくれた方も多く、DLチャンネルというまとめサイトで紹介記事まで作っていただけました!!
Kaiju115様にはこの場を借りて御礼申し上げます!!
ひとつの作品を作り出すのはめっちゃ大変・・・・。
以上、音声作品の制作の流れをご紹介していきましたがいかがでしたか?
私がこの流れを一通り経験させていただいた感想としましては・・・・・、
めっちゃ大変!!!!!!!
いや~シナリオだけ書きゃええわ~と思っておりましたが、こ~んなに大変な思いをするとは正直思っておりませんでしたね・・・。
それでも自分の中では貴重な経験になりましたし、何より感じたのは作品は一人では作れないという点です!
パッケージイラストや声優さんはもちろん、音源を提供してくださっている方、作品を紹介してくださった方など、いろんな人が混じりあってこの作品は世の中に存在しております!
なので、ひとりの力ではできない・・・、人が結集した力ってここまで大きいんだな・・!
とすごく感じております!!
悩んでいる人へ まずは一歩を踏み出そう!
本記事を見ている方の中で、「音声作品作ってみたいけど勇気が出ない・・」と言う方もいるでしょう。
正直一昔前の自分もそうでしたし、作品を作ることを決断するのに相当な時間を労しました。
こうして作品をひとつ作り上げて、ひとつわかったことがあります。
もっと早く作っときゃよかった・・・・!
この音声作品を作り上げるのに結構苦労したのは事実です。
しかし、そんな中でも「楽しい!」「こうしたらどうなるのかな?」というワクワク感のほうがめっちゃ強かったんですよ!
これがまさに「モノづくりの楽しさ」なんじゃないかな・・・・!と。
だから悩んでいる皆さん。今すぐ音声作品作りましょう!
売れるかどうかではなく、自分だけの作品を作る悦びを皆さんに味わってほしい!
SAINTWATはそういうクリエイターを応援します!!!!!!!!
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